2022 年上半期の案件名頻出ワードランキング

2022 年上半期の入札公告から案件名を対象に形態素分析を行い、件名を構成するワードとその頻度を抽出。下記に、「2022 年上半期の案件名頻出ワードランキング」と題し、出現頻度が高かった順番にランキング化した。

上半期入札公告の案件名のなかで、出現頻度が最も高かったのは「工事」で191,607 回だった。これは、「2022 年度上半期の業種における入札公告件数の月別推移」にて分析した「土木工事」や「道路関連工事」の案件の多さからも窺うことができる。このように、5位の「道路」、8位の「設計」、11 位の「調査」、28 位の「測量」、67 位の「空調」など、業種にカテゴライズした際の直接的なワードがランクインしていることからも、その業種に関連する入札案件が多かったことがわかった。他にも、件数の多かった業種に強く関連する6位の「整備」、7位の「改修」、9位の「設備」などがトップ10 にランクインしていた。

一方、興味深いワードが100 位以内に確認できた。例えば、21 位の「支援」、43 位の「補助」。広く用いられる言葉ではあるものの、こちらは「助成金・補助金」などと同様に「支援金」などというワードとして出現した可能性が推測される。他にも26 位の「対策」というワードは、災害対策、防災対策として使われているものも多いが、「新型コロナウイルス感染症」の「対策」としても使用されるワードとして、さらに出現頻度が多くなったと推測できる。

100 位にある「検査」についても、同様のことがいえるだろう。40 位の「防災」、45 位の「災害」についても多くの入札が公告されていることがわかった。このキーワードランキングをもとに、頻度の高い入札公告や普遍的な案件、入札のトレンド等をこと読み取ることができるかもしれない。


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